「どうしようかな、、、」— 朝、この思考が出た時点で、脳内ではもう二度寝ルートが開通している。二度寝したい感覚は気持ちの弱さではなく、ある種の幻覚だ。
目が覚めても脳がまだ睡眠モードに居座る「睡眠慣性」は、理性(前頭前野)が最後に起きるせいで判断力とリスク評価を狂わせる。同時に動く報酬系は「今気持ちいいか」だけで判断するから、10分後の遅刻より今の快楽を選ぶ。
気合いで起きるのは、素手で銃を持った相手に挑むようなもの。これは怠惰ではなく脳のバグ。
だから理性に頼らず、考えるより先に体を動かす。
やってはいけないのは「どうしようかな」と考えること、気持ちを信用すること、机で寝てベッドに戻ること。眠いままでいい。眠かったら電車で寝る。一人暮らしなら外に出て眠気を処理する。
12時半に寝て3時に目が覚めるような中途半端な覚醒でも、答えは同じですぐ起きる。「一定時刻を過ぎたら起きる」という閾値方式も考えたが、5時設定で4時55分に起きたとき、これは起きた方がいい、という塩梅がむずい。早く起きすぎた分は次の日たくさん寝ればいい。「起きるか寝るか」を迷っている時点で、もう睡眠慣性に持っていかれている。迷うくらいなら起きる、と先に決めておくほうが強い。
二度寝をしたくないなら、気持ちを信用しない構造を作るだけ。朝は思考停止でいい。思考は起きてから使う道具。