# 第6章 自分を育てるセルフ働き方改革①(章タイトル未確認・仮) > **注記**: part3から続く章。part4の冒頭は章扉がなく、第6章の後半(節「守破離を徹底する」)の途中から始まる。章タイトルは本分冊内に現れないため未確認。第7章が「自分を育てるセルフ働き方改革②」、第8章が③、第9章が④であることから、第6章は「自分を育てるセルフ働き方改革①」に相当すると推定される(仮)。本ノートは part4 に含まれる範囲(守破離/モチベーションの2節)のみを扱う。この章は part4 の p8 で完結している(「この章の最後は……」と本文に明記)。 **中心主張**: 成長する人の共通項は「素直さ」であり、大半のスキルは守破離の順でしか身につかない。個性や創造性を発揮するのは「守」を終えた「破」の段階からで、順番を飛ばすと成長も信頼も得られない。そしてその働き方を長く維持するには、モチベーションを他人任せにせず自分で上げ続けるセルフモチベーション・マネジメントが必須である。 ## 実践指針 - 新しい会社・業界・職種に入ったら、まず最低3カ月は「守」に徹する。空気を読むためではなく、その組織が作ってきたルールと正解を自分の中に取り込むため。それが結局は自分の思い通りの成果を出す最短距離になる。 - 指示に疑問を感じた場面では、その場で持論を返さず「メモしておく」。まず言われた通りにやり、それを繰り返すと疑問の大半は「そういうことか」と自然に解消する。 - 「素直にやる」「指示された通りにやる」「納期より早く終わらせる」「期待より高い精度で終わらせる」の4点を繰り返す。これが「守」期の具体的な行動である。 - 何度やっても「ここはおかしい」「こうしたほうが良い」と思うことが残ったときが、「守」が終わったサイン。そこからは大いに個性を発揮し、意見を言い、自分の思う通りにやる。 - 「守」が終わっても言われたことしかやらない他律タイプにならない。破ができない人は成長が止まる。 - 助言をもらったら「はい!」「なるほど!」「やってみます!」と気持ちの良い反応を返す。上司も先輩も人間であり、良い反応が返る相手にこそ人はアドバイスしたくなる。 - モチベーションが下がってきたと感じた場面では、他人に上げてもらうのを待たず、自分の「ガソリンスタンド」(自分に効く映画・本・人・目標の見返し)に自ら行く。 - 定期的に自分のガソリンメーターを点検する習慣を持つ。ガス欠になってから気づくのではなく、減り始めを察知して補給する。 ## 根拠となる考え方・事例 - **守破離の定義(コトバンク引用)**: 「守」は師や流派の教え・型・技を忠実に守り確実に身につける段階。「破」は他の師や流派の教えも取り入れ心技を発展させる段階。「離」は流派を離れ独自のものを確立する段階。 - **中華料理店のたとえ**: 転職3日目の新人が、20年厨房に立ち1日200人を回してきたマスターから「先に餃子2枚、長ネギ5本」と言われたとき、99.9%マスターが正しい。残り0.1%のために毎回「何でそう思ったの?」と丁寧に扱っていたら、客から「俺のラーメンまだか」と怒鳴られる。 - **新卒への「違和感は遠慮なく言ってね」への反論**: 仕事の進め方について新人の意見に金言が隠れている可能性は、プランニングやアイデア出し、「社内の常識は社外の非常識」型の業務改善指摘を除けばほとんどない。空手教室で「最初はこの型から」と言われて「別の型からやりたい」とは言わないはず。 - 「守」なしで成功する人(未経験からいきなり起業・上場)は10万人に1人の異常値で、一般人に再現性はない。著者自身、マーケティング20年以上のキャリアがあっても異業種に移れば3カ月は「守」に徹すると言う。 - **著者のガソリン補給法**: 疲れを感じたら『摩天楼はバラ色に』『プラダを着た悪魔』『ザ・エージェント』のDVDを観る。 - **大谷翔平のたとえ**: プロが「今日はモチベ上がらないので適当にバット振ります」とは言わない。もらった対価かそれ以上のパフォーマンスを出し続けるのがプロの責任。 - 一流と普通を分けるのは継続力。継続力は情熱に比例し、情熱は内発的動機(モチベーション)の力である。モチベーションは使えば必ず減り、充填しなければ枯れる。 ## キーワード - **守破離**: 修業の3段階(守=忠実に型を守る/破=他流も取り入れ発展させる/離=独自のものを確立する)。本書は「大半のスキルは守破離である」を時代不変の原則として置く。 - **素直さ**: 媚びへつらうことでも従順なことでもない。考え・態度・動作がまっすぐで、ひがんだ所がなく、人に逆らわず、心が純真さを失っていないこと。打算でも演技でもなく、隠しても毛穴からにじみ出るその人のキャラクターそのもの。 - **人たらし**: 年齢に関係なく、明るく、まっすぐで、素直な人。人は気持ちの良い人の周りに集まる。 - **ガソリンメーター/ガソリンスタンド**: 自分のモチベーション残量を測る感覚と、その補給手段。「できる人」=走りつづける技術(残量を自覚する能力+自分なりのチャージ法)を持つ人。 - **セルフモチベーション・マネジメント**: モチベーションを人に上げてもらうのではなく自分で維持・向上させること。プロの条件の1つ。「モチベーションを上げるのも仕事のうち」。 - **内発的動機**: 自分のものであり誰にも上げられない動機。だから「内発的」と呼ぶ。 ## work(本文中の設問) - 今の自分は守破離のどの段階か。「できていること(わかっていること)」「できないこと(わかっていないこと)」を書き出す。その段階に応じた働き方ができているか振り返り、次の段階に行くために今からやるべきことを書き出す。 - 自分のモチベーションが上がるとき・下がるときはそれぞれどんなときか。元気になる「やる気スイッチ」を3つ書き出す。モチベーションが上がる映画・マンガ・小説・音楽をできるだけたくさん書き出す。