# 12 ステークホルダーを特定し、分析し、対応策を検討する「プロジェクト・ステークホルダー・マネジメント」 (対応する童話: 「シンデレラ」) **中心主張**: ステークホルダー・マネジメントは、プロジェクトを確実かつ円滑に進めるために必要な、利害関係者の特定・影響分析・対応・管理・調整を行う。核心は、ステークホルダーを一律に扱わず「協力的か/抵抗的か」で分けて、抵抗的な相手には抵抗を最小限に抑える関わり方を、支持的な相手には支援を積極的に受けて成功の機会を増やす関わり方を設計することにある。 **実践指針** - プロジェクトの立上げの場面では、まずステークホルダーを特定し、分析せよ。各ステークホルダーのプロジェクトへの関心や期待、プロジェクトに及ぼす影響力、そしてプロジェクトに協力的かどうかを分析する。 - 関与を計画する場面では、ステークホルダーにどのように関わってもらうか、そのためにどのように付き合うかを検討・計画せよ。現在の関わり方と、今後期待する関わり方の差を埋めるのが計画である。 - 抵抗的なステークホルダーがいる場面では、適切なコミュニケーションを図り、プロジェクトへの抵抗を最小限に抑えよ。関係を継続的に監視し、付き合い方に細心の注意を払う。 - 支持的なステークホルダーがいる場面では、支援を積極的に受け、プロジェクトに積極的に関わってもらう対応を続けよ。成功の機会を増やすことが目的である。 - プロジェクトが進行し、環境や状況が変化する場面では、ステークホルダーへの関わり方や対応計画を見直し・調整せよ。特定と分析は一度で終わりではない。 **根拠となる事例・考え方** 「シンデレラ」の物語では、シンデレラがプロジェクトの利害関係者として継母と二人の義姉たちを特定し、分析していた。彼女たちが継続的に自分に対して行ったことのように、抵抗的なステークホルダーに対しては、適切なコミュニケーションを図りプロジェクトへの抵抗を最小限に抑える必要がある。シンデレラは、継母と二人の義姉たちの現在のプロジェクトへの関わり方と、今後期待する関わり方を分析し、その結果を踏まえて付き合い方やコミュニケーションのとり方を計画していた。このようなステークホルダーとの関係は継続的に監視し、付き合い方に細心の注意を払う。 一方、魔法使いのような支持的なステークホルダーに対しては、支援を積極的に受け、プロジェクトに積極的に関わってもらう対応を続ける。それによってプロジェクト成功の機会を増やす。プロジェクトの進行に伴い、変化する環境や状況に応じて、ステークホルダーに望むプロジェクトへの関わり方や対応計画を見直し・調整していく。 **キーワード** - **ステークホルダー**: プロジェクトの利害関係者。プロジェクトに影響を与える/影響を受ける人や組織。 - **影響分析**: 各ステークホルダーのプロジェクトへの関心・期待、プロジェクトに及ぼす影響力、協力的かどうかを分析すること。 - **抵抗的なステークホルダー**: プロジェクトに非協力的な利害関係者。適切なコミュニケーションで抵抗を最小限に抑える対象。 - **支持的なステークホルダー**: プロジェクトを支援してくれる利害関係者。支援を受け、積極的な関与を促してプロジェクト成功の機会を増やす対象。 - **関与計画**: 現在の関わり方と今後期待する関わり方の差を踏まえて、付き合い方やコミュニケーションのとり方を設計すること。