# あとがき・巻末情報 ## 中心主張 著者はnoteやブログでの発信を通じて本書の企画が生まれた経緯を振り返り、「働くことをやめる」「マルチタスクをやめる」「情報の詰め込みすぎをやめる」といった数々の「やめる」ことの積み重ねが、心身を楽にし、結果として仕事や人生を飛躍させることを改めて強調して本書を締めくくる。 ## 論の展開 - あとがきは、著者のnoteやブログの読者から本書の企画がお声がけいただいて始まったことを述べるところから始まる。エンジニアリング以外の読者にも、この働き方・考え方の哲学が広まってほしいという願いが語られる。 - 本書全体を貫くテーマとして、「管理をやめる」「準備や持ち帰りをやめる」「情報の詰め込みすぎをやめる」「マルチタスクをやめる」「批判や否定をやめる」など、数々の「やめる」ことを一つひとつ荷下ろししていったときに、驚くほど脳にスペースが生まれ、心身が楽になり、仕事は飛躍すると総括する。 - 「楽しい働き方」「生産性のよい働き方」を実現するための本書のメッセージは、日本の職場環境そのものを否定するものではなく、日本人が本来持っている繊細な感性や粘り強い探究心、優れたチームビルディングの仕組みといった強みと、海外(主にアメリカ)で学んだ働き方のマインドセットを融合させることで、世界に誇れる「幸せ」な場へと働く環境を変えていけるはずだという希望を示す。 - 著者は自身のコンサルティング経験や講演活動を通じて得た気づきを、様々なタイプの日本の会社組織・実情を踏まえて多くの人に伝えたいという思いから本書を書いたことを明かす。単なる海外礼賛ではなく、日本の職場に実装可能な形でノウハウを届けることを目指したと述べる。 - 謝辞として、著者にたくさんの気づきをくれたメンターのクリス、内容をわかりやすく整理して本の形に結実させてくれた編集の山本浩貴氏への感謝が述べられ、「皆さんがもっと幸せになれますように」という言葉で締めくくられる。 - 著者プロフィールが掲載される。牛尾剛(うしお・つよし)は1971年、大阪府生まれ。関西大学卒業後、大手SIerでITエンジニアとしてのキャリアを始め、2009年に独立してアジャイル・DevOpsのコンサルティングや講演を数多く手掛けた。2015年、米マイクロソフトに入社しAzure Functionsプロダクトチームのシニアソフトウェアエンジニアとなる。2019年より米国本社でソフトウェア開発の最前線に従事し、シアトル在住。著書に『ITエンジニアのゼロから始める英語勉強法』などがある。ソフトウェア開発の学びを伝えるnoteが人気を博している。 - 奥付情報として、本書は2023年10月20日発行。著者は牛尾剛、発行人は花田朋子、発行所は株式会社文藝春秋(東京都千代田区紀尾井町3-23)。初出は note(2020年8月〜2023年7月)より構成し、単行本化にあたり「メソッド屋のブログ」(2017年1月〜2020年6月)の内容も取り込みつつ、大幅な加筆・修正が行われている。イラストはdocco氏、デザインは古屋郁美氏、構成は山本浩貴氏が担当した。 ## 実践指針 - 仕事や生活の中で「やめられること」を一つずつ洗い出し、実際に手放してみることで、脳のスペースと心身の余裕がどれだけ生まれるかを体感せよ。 - 海外の働き方をそのまま模倣するのではなく、自分たちの組織や文化の強み(粘り強さ、繊細さ、チームワークなど)と組み合わせて実装する視点を持て。 ## 根拠となる研究・事例 - 著者自身のnote・ブログでの発信活動: 2017年からの「メソッド屋のブログ」、2020年からのnoteでの発信が読者の共感を呼び、本書の企画・出版に結実した。→示唆: 個人の実体験に基づく発信の積み重ねが、より広い読者への影響力につながる。 ## キーワード - **やめること(荷下ろし)**: 本書全体を通じて繰り返し強調される概念。管理・持ち帰り・情報の詰め込みすぎ・マルチタスク・批判といった負担を一つひとつ手放していくことで、心身が楽になり生産性が向上するという考え方。 --- ## 巻末について(最終分冊担当としての補足) part3の末尾には、あとがき・著者プロフィール・奥付(2023年10月20日発行、発行所: 株式会社文藝春秋)までが収録されており、本書の実質的な内容はpart3で完結している。謝辞・参考文献としては、あとがき内でメンターのクリス氏と編集者の山本浩貴氏への謝辞が短く述べられているのみで、独立した参考文献一覧は存在しない。 part4(全2ページ)は本文を含まず、文藝春秋の著作権に関する「ご注意」「お断り」の権利表記(電子書籍化に伴う漢字簡略表記の可能性についての断り書き等)と、Kindleアプリの読了後に表示される「レビュー」「おすすめ」「著者をフォロー」といったアプリUI画面のみで構成されていた。